Kaira Looro は、人道支援団体 Balouo Salo が主催する、最も重要かつ影響力のある非営利建築コンペティションであり、主に学生と若い建築家、エンジニア、デザイナーを対象とし、人道的建築に焦点を当てています。
このコンペティションには審査員がいます。隈研吾氏(2016年より審査員長)、ベネデッタ・タリアブーエ氏(EMBT)、アゴスティーノ・ギラデリ氏(SBGA)、サー・デヴィッド・アジャイOM OBE氏(デビッド・アジャイ・アソシエイツ)、マリオ・クチネラ氏( MCA)、ラファエル・アランダ、カルメ・ピジェム、ラモン・ビラルタ (RCR アーキテクテス)、アマンダ・レベテ (AL_A)、マヌエル・アイレス・マテウス、ラウル・パンタレオ (TAM アソシアーティ)、ジャンカルロ・マッツァンティ (エル・エキポ・マッツァンティ)、アマンダ・レベテ (AL_A)、ウルコサンチェス (ウルコ サンチェス アーキテクツ)、エマニュエル ムロー、トシン オシノウォ (オシノウォ スタジオ)、シャロン デイヴィス、ムフェティ モロジェレ、サード エル カバジ、ドリス ケッターニ、モハメド アミン シアナ、その他多数。
コンペティションの名称は、マンディンガ語に由来します。マンディンガは、セネガル、ガンビア、ギニア、マリに広く分布する民族です。その意味は「平和の建設」または「平和のための建築」であり、言うなれば、平和に満ちた支援的環境の構築を目的としたアプローチという事になります。
このイベントの目的は、国際社会における人道的課題への認識を高めると同時に、収益が寄付されて慈善プロジェクトが構築されるよう資金を増やすことにあります。
本コンペティションの目的は、才能ある若手の建築家に、国際的知名度とキャリア開発の機会を提供することでもあります。
本コンペティションは、持続可能なアプローチを促進し、気候変動と人道的危機に対する具体的な答えを提供しうる建築の追究を奨励しています。
最優秀の設計は、Baloulo Saloが利益を享受する側に立って技術的・人道的・経済的な実現性を検証し、慈善プロジェクトとして評価され条件を満たす場合は建設されます。 当団体は、その後、設計をより実現可能なものにするために変更する権利を有し、またいかなるケースにおいてもチームメンバーが建築コンセプトの作成者であることを認識しながら優勝者を関わらせます。設計が当団体の基準と合致しない場合は、その他の受賞設計が建設されることがあります。
建設費は、コンペティションの収益から共同出資されます。登録料が慈善寄付となるのはこの理由によります。
すべての受賞プロジェクトは、Balouo Saloに無償で寄贈されるものとし、当団体がこれを、アフリカの農村コミュニティの開発に従事する他の組織、パートナー機関または省庁に建設、シェア、または寄付することもあります。
本コンペティションは非営利目的であり、収益はすべて慈善活動に寄付されます。
Balouo Saloは、社会的緊急事態の解決を目的とする独立した慈善団体であり、発展途上国の恵まれない地域の生活状況の改善に貢献し、緊急事態、気候変動、人権問題に関する国際社会の認識を高めることを目的としています。「Balouo Salo」という言葉は、組織が介入する地域の大多数の民族であるマンディンカ語で、セネガル南部のある地域の村長によって選ばれました。これは「人生へのかけ橋」を意味します。
この組織の主な人道活動は以下の通りです。
- 健康上のリスクを制限するために無料で浄化水を提供する浄化プラントを備えたダム、井戸、ボーリング孔などのインフラを構築し、飲料水へのアクセスを促進する。
- 施設やインフラの整備、医療用品の寄贈、保健関係者や地域社会の育成による公衆衛生の向上。
- 学校の建設または改修、生徒および教職員の養成、学校資料および物品の寄贈による学校システム改善事業を通じて教育権を保護すること。
- 人権、差別、不平等に関するコミュニケーションと訓練活動を行い、正義と平等な権利に基づく社会を作ることを目指す。
会議やセミナーによる活動やプロジェクトに地域や国際社会を巻き込み、建設過程でも意識や社会的責任を生み出すことです。
すべてのBalouo Saloプロジェクトは、最終的な自給自足の目標を達成するために、受益者コミュニティの直接的な参加を得て開発·実施され、「Kaira Looro」をはじめとする民間の寄付や募金イベントによって完全に資金調達されています。
www.balouosalo.com